物理サイトマップ(ディレクトリ階層表/リンク階層表)の生成

サイトマップには、論理サイトマップと物理サイトマップの2種類が存在します。
論理サイトマップとは、普段私たちが見慣れている、いわゆる「サイトマップ」「インデックス」「メニュー」「総目次」などと呼ばれるもので、WEB制作者及び利用者の整理の立場から構成を整理してナビゲーションしようとするものです。
一方、物理サイトマップとは、実際に物理的なデータの構造を提示するものです。すなわち、WEBサイト上に収納されているHTMLファイルやオブジェクトファイル(画像・音声・プラグインなど)の多層な構造を把握してツリー状に整理して表現したマップが物理サイトマップであり、どのファイルがどのフォルダに収納されているかという側面で有効に活用していただくものです。

論理サイトマップは人間の都合でわかりやすく表現されますが、必ずしもそれに従ってWEBサイトのディレクトリ構造(フォルダ、ファイルの配置)が出来上がるわけではないのはご存じのはずです。
尚、物理サイトマップには、ディレクトリ階層表とリンク階層表の2種類の表現手法を用意しています。


【ディレクトリ階層表】

ディレクトリ階層表とは、WEBサイト内のリンク関係分析から、そのサイトに存在しているファイル/ディレクトリ(フォルダ)をツリー構造で再現したものです。HTMLの場合、ページタイトルが併記されます。
また、「トップページからの相対レベル」情報によって、同一ディレクトリ内のファイルであっても、サイト内パーツとしての相対的位置付けを概観することができます。これは論理的な相対レベルであり、物理的な相対レベルではありません。論理的には深い階層に収録した情報も、トップページにダイレクトなリンクがあれば、相対レベルは浅くなります。例えば、おすすめ情報・ピックアップ・特選情報などの切り口で、古い情報や埋もれた情報でも光を当てたり際立たせたりする手法として用いられる(=相対レベルが浅くなる)ケースなどでご理解下さい。

尚、ディレクトリ階層表は通常、公開サイトのトップページからのリンクをたどって再現した構造ですから、非公開のディレクトリやファイルは表現されませんのでご注意下さい。サーバー上の実際のディレクトリ分布と照合することによって、サイト公開範囲が正しいものであるかを確認することができます。
逆に、非公開のページ/サイトの起点ファイルを指定することで、WEBサイトの新規構築の際、事前にチェックを行うことも可能です。


【リンク階層表】

リンク階層表とは、WEBサイト内のページの物理的なリンク関係をトップページからツリー構造で表現したものです。同じページへのリンクや、親子ページ間の相互リンクなど全てのリンク関係を表現すると膨大になりますので、以下のような作表ルールを用いています。
つまり、リンク階層表の全体行数を減らすため、同じ名前のリンクが下位レベルで再度出現してもレベルの展開を繰り返さない方式を現時点では採用しています。

作表ルール:

トップレベルから順にリンクの枝分かれを展開表示するが、既に展開を行ったページが別の箇所でも現れてきた場合、そのページの展開は省略される。
上位階層から下位階層へ向かうリンクのみが表示される。全てのページにトップページへ戻るリンク[Homeボタン]があっても、この階層表にはその関係は表示されない。
表左側の「参照No」欄は、このページはそのNoを持つページのイメージで代表して展開されていることを示す。その参照Noとは、同じ「リンク階層表」の一番左側の「No」欄に、表への出現順に1番から付けられれる。これは行番号のようなもので「リンク階層表」内部限りの番号となる。(他のどの表とも連動しない)
上位階層(同階層であれば出現の早い方:ABC順)から順に展開を優先し、同じ名前のページの2回目以降は展開を省略して、代わりに展開済み番号「No」を指す方式とする。


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