禁止文字等(機種依存文字、特殊文字、半角カナほか)の検出

機種依存文字という用語は、パソコンが漢字ROMを搭載していた頃に発生し、異なる機種間における漢字ROM互換性の問題が元となっています。しかし、現在ではOS(オペレーティング・システム)など、プラットフォーム別のフォント(Windowsなら「MS 明朝」や「MS ゴシック」、Macintoshなら「Osaka」など)に依存する、つまりそれらのフォントを用いた時にしか見ることができない文字を指す言葉として用いられています。

例えば、Windows環境で使用可能なローマ数字(I、II、III、IV、Vなど)、あるいは丸の中に1、2、3などと数字が入っている丸付き数字等が機種依存文字に該当します。
実際、Windows環境でのローマ数字や丸付き数字等はMacintosh環境からは全く別の文字になってしまいますし、逆にMacintoshで表示可能なハートマークなどはWindows環境では確実に文字化けを起こし、読み取ることが出来ません。さらに、Linux環境の人にはWindowsやMacintoshのいずれの機種依存文字も通常は表示不可能です。
このような理由から、機種依存文字を不特定多数が対象のWWW上でのHTML文書に用いることは絶対避けるべきです。時々、プロのWEB制作会社が作っている企業WEBサイトにおいても、これらの機種依存文字が使われているのを散見しますが、直ちに修正すべきものですので十分ご注意下さい。

また、俗にいう「半角カナ」をHTML文書において用いることも、様々な理由によりインターネット上では一般に好まれませんのでご注意下さい。

尚、「WEB-Checks」のi-modeサイト診断においては、機種依存文字と同様な結果をもたらす、特殊文字を検査する機能を持っています。


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